中望遠単焦点レンズにハマる!

XF90mm,Fujifilm

以前のブログで、富士フィルムXシリーズのレンズラインナップの中でも、より高性能な広角単焦点レンズ、XF16mmを2015年の初夏に導入し、すっかりほれ込んでしまったお話をご紹介しました。このレンズの導入で、高性能なレンズの魅力に気づかされた私、鈴木学は当然のように、望遠系の単焦点にも興味を持ってしまいます。

ポートレートレンズって?

XF16mmが発表され、フジフィルムユーザーが次々とそれを入手しつつ、その高性能さが大きな話題になっていたころ、次の新製品として、ポートレート(人物)撮影に適した、90mm(35mm換算の135mm)の単焦点レンズの発売が既にアナウンスされていました。そして、またこのレンズが16mmと同等、いや、ひょっとしたらシリーズ最高峰レベルの素晴らしさらしいと噂されていました。

まあ、人物撮影用とのことだから、私は人物をあまり撮らないし、導入は見送りかな(カメラマニアは皆、新製品の発売前までは、冷静に使用用途を判断しているふりをする・・)なんて考えていたのですが、実際に市場に出回り、様々な愛好家が撮った写真が、ウェブ上に散見するようになると、そんなに落ち着いてはいられなくなってきました(汗)。

「これはすごい!」、もうどの写真を見ても、すごい写りなのがハッキリと見てとれます。その中でも、私が普段取り組んでいる被写体、花については、もう抜群な美しい写りです!これは入手するしかない!(これまで同様、「このレンズを導入する=最高に美しい花写真が撮れる」と信じ込んでいます。自分の腕前はどうなった~?

最も稼働率が高いレンズになる!

というわけで2015年の秋、XF90mmF2 R LM WRを思い切って導入してしまいました。その直後に撮った写真がこれです。

X-E2 XF90mm

背景に、すごく綺麗な玉ボケが出ます。それまでに導入していた、FUJIFILMのレンズは、どれもたいてい高性能で、ボケもキレイだったのですが、このレンズはその中でも別格に感じられました。そして、写したい被写体にしっかりとピントを合わせれば、背景の中からくっきりと浮かび上がります。これが「ポートレートレンズ」と呼ばれる所以なのだと、ハッキリと理解しました!

X-E2 XF90mm

撮影散歩の最中に、どうにもグッとくる被写体が見つからなかったり、良い被写体に思えても撮影方法のイメージが湧かない時に、このレンズを持っていれば、とりあえずグッと近寄って、絞り開放付近で撮れば、何となく絵になっちゃったりします(汗)。このレンズを持ち出すと、本当に自分の腕が上がったのではないかと、思わず錯覚しそうになるのです!

私が主に撮影している、名古屋市の公営公園、鶴舞公園は、季節ごとの花が植えられていたりして、写真撮影愛好家にとっては大変にありがたい公園なのですが、有料の公園のようには完璧な手入れはされていません。なので写真を撮ろうとすると、どうしても整備されていない部分が写り込み、背景がゴチャっとなりやすくなります。そんな時にこのレンズを使用すると、背景を整理して、お花だけを綺麗に見せやすくなるのです。

今ではすっかりお気に入りのレンズとなりました。恐らく(大量に・・汗)所有しているレンズの中でも、最もヘビロテしているはずです。広角、中望遠と所有するレンズが充実してきました。この先、どうなっていくのか?続きは次回にしようと思います。