ついにカメラボディー(本体)が増殖!

前回のお話でご紹介した、広角単焦点レンズは、素晴らしいレンズだけれども、その分値も張りました。さすがに当分はおとなしくしようと思っていたのですが、そんな折、たまたま申し込んだ「レンズモニターキャンペーン」で当選し、XF23mm F1.4が、2か月ほど借りられることとなりました。当たった当初は、単純に喜んでいたのですが、それが後々ヤバい展開に・・

XF23mm F1.4は素晴らしい、けれども...

単焦点レンズというのは、スマホのカメラのように、ズームができないレンズのことです。ズームできない分、高画質が得られることが多いです。そして23mmという焦点距離(フルサイズ換算、約35mm)は、人によっては、自分の視野の広さと感覚的に一致する画角となります。その為、カメラの世界では、準標準レンズとも言われています(標準レンズについてはコチラ)。

私、鈴木学の場合、もろにこの画角がしっくりと馴染みました。持ち出したその日から実に撮りやすく、しかもこのレンズはとても性能が良く、キレイに撮れるので、すっかり夢中になってしまいました。そのころに撮った写真がこれです。

それまで所有していたレンズの中で比べても、一二を争うほど、奇麗に撮れます。このレンズで撮っている間、まるで自分の腕が上がったかのように錯覚させられました(新しいレンズに手を出すたびに錯覚しますが...汗)。ただ、使っていくうちに、自分の撮影状況では大きな問題になるポイントがあることが分かってもきました。

蛇口から噴き出す水を撮ろうとしたのですが、最も近寄ってもこれぐらいの大きさでしか撮れません。このレンズは最短撮影距離が30cmほどとなり、あまり被写体に近づけないのです。そうなると鶴舞公園の花をメインに撮っている私としては、とても使い勝手が悪くなってしまうのです。その為、画質の美しさに対する未練は感じつつも、モニター期間終了と同時に返却、このレンズの導入は見送りました。

それでもこの画角で撮りたい!

きっぱりと何の未練もなくレンズを返却したつもりだったのですが、それでも一つだけ忘れられない好感触が残りました。自分にとってとても馴染んだ23mm(換算35mm)の画角です。気分よく、良いペースでパシパシとシャッターを押せた画角での撮影がどうしても忘れられなかったのです。

しばらくの間、悶々とした日々を過ごしていたのですが、ある時気づいてしまいました。FujifilmのXシリーズには、あの名作シリーズがあったことに!!

FujifilmのXシリーズは、まずコンパクトカメラから発表されていきました。それがX100シリーズです。コンパクトと言いながらも、中身は一般的な一眼レフと同等で、レンズが固定式となっているカメラです。しかも一般的なコンパクトカメラのレンズがズーム式になるのに対して、これは単焦点、しかも23mm(換算35mm)のレンズが装備されているのです。

それまでカメラ本体はX-E2の一台のみで撮影してきましたが、ここでX100シリーズ(当時はX100T)を導入すれば、一台は23mmの画角(X100T)で、今までのE2の方に、必要に応じたレンズを装着するという、撮影スタイルが実現します!

X100T導入!!

・・というわけで導入しました、X100T。即、大のお気に入りカメラになり、今も毎日、首から下げっぱなしになっています。今は100シリーズは、世代が新しくなって X100F となっていますが、100Tに愛着があるので当分買い替える気はありません。

とにかく気軽にパシャパシャ撮れます。100Tを手に撮影散歩に出かけると、確実に撮影枚数が増えます。そして、絞りを絞るとしっかりとした描写も得られます。

料理の写真、風景、スナップ、何でも撮れる、しかも高画質に撮れるので、本当に重宝します。このカメラの導入により確実に、写真撮影の世界が広がりました

ここまで来たらもう後戻りはできません!・・というわけで続きはまた次回に!