前回のブログでは、富士フィルム純正の単焦点レンズをいきなり2本導入したエピソードをご紹介しました。そして気が付けば、写真撮影の世界に飛び込み、Fujifilm・Xシリーズの機材を収集し始めてから、約半年が過ぎていました。
その当時の私、鈴木学はほぼ毎日のように鶴舞公園に撮影散歩に出かけてはいましたが、普段、日常生活の中では、カメラを持ち歩いてはいませんでした。私が使用しているカメラは、ミラーレス一眼だからそれほど見た目はごつくないのですが、それでもレンズがド~ンと目立つカメラを持ち歩くのが、何となく気恥ずかしかったのですね。
コンパクトデジカメを入手?
できたらいつもカメラを持ち歩きたいけど、初めはあまり目立たないものが良いかな?・・そう考えると、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を新たに入手するのが良いのかなあ?などと様々に妄想(?)していた頃、ちょうどライブ出演の機会があり、写真家の越野龍彦さんが来店くださったので、相談してみました。
「コンデジ買っちゃうと、結構それだけでも色々と撮れるから、せっかくのカメラ、持ち出さなくなっちゃうかもよ?」・・なるほどと納得した私は、帰宅後更に考えてみました。そして気づきました。Xシリーズの交換レンズのラインナップには、確か「パンケーキレンズ」が含まれていたはずだと!
XF27mmを導入!
パンケーキレンズと言うのは、レンズの形状を表した呼び方です。まるで薄いパンケーキのような薄型でコンパクトなレンズのことを意味します。とにかく軽量なので、常にカバンの中に入れておいたり、カメラ本体の蓋、ボディーキャップ代わりに付けっぱなしにするなど、普段使いに最適なレンズなのです。
そして、購入しました・・汗。Fujifilmの交換レンズXF27mmです。見てのとおり非常に薄型でコンパクトです。焦点距離27mm(フルサイズ換算で、約40mm)で、非常に使いやすい画角です。
そして、カメラ本体に装着するとこんな感じとなります。実に薄型コンパクトです。これならば、普段首から下げっぱなしにしていても、それほど目立たないですし、軽量の為、首への負担も気になりません。
完全なカメオタ・スタイルに・・
そしてこのレンズについて、まずは利便性をと、それほど画質に期待せずに入手したのですが、思いのほか写りがシャープで良好なのは、嬉しい誤算でした。
この写真は、レンズ導入当時に撮ったものです。絞り開放付近で撮っているのですが、すごく綺麗に写ります。そしてF5.6あたりまで絞ると、画質はさらにシャープに、そして被写界深度が深くなるため、さっと構えてかなりラフに撮っても、ピントの合う範囲が広いために、ミス写真が少なくなります。これは実に使い勝手の良いレンズだと、おおいに喜びました!
この後、どこへ出かけるにも、首からカメラを提げるスタイルが普通になりました。立派なカメオタ(カメラオタク)です。そして更にさらに深く、写真撮影の世界にはまっていくこととなるのですが、続きは次回に・・。