前回のブログでは、パンケーキレンズという非常にコンパクトなレンズを入手して、カメラ本体(Fujifilm X-E2)につけっぱなしで持ち歩くようになったエピソードを、ご紹介しました。そして、自宅からそこそこの近所、名古屋の大須までカメラをぶら下げて散歩に出かけるようになりました。
禁断の聖地!
私、鈴木学はうっかりしていました。大須には、カメラを趣味とする人間にとって、近寄ると大いに危険な場所があるのです。そう!名古屋人ならば誰でも知っているキャッチフレーズ「いらんものは○○に売ろう!」のあそこです!その時の私は、本当に軽い気持ちで、「まあ偵察しとこかな~」くらいのつもりで、店に足を踏み入れました。
そして、Fujifilm Xシリーズの陳列棚に近づき物色し始めました。すると間もなく、交換レンズがずらりと並んでいる中で見つけてしまいました。「新古品、未開封」という甘い言葉、そして、となりの新品よりも一諭吉ほど「お値打ち」なお値段、しかも何時かは欲しいと、以前から狙っていたレンズ!
「うっ!」と一瞬たじろいでいたのですが、本当によくトレーニングされた店員さんがいらっしゃるもので、本当にタイミングよく、コチラの思惑を完全に見透かしているかのように、「よろしければ、中身を確認しますか?」と声をかけてきます。はいはい、確認しますよ~。全く問題なく新品でキレイですよ~。
というわけで、お持ち帰りしてしまいました(汗)。Fujifilm Xシリーズの交換レンズ XF18mm F2 R、広角の単焦点レンズです。いつかは入手したいと考えていたレンズです。とはいえ完全な衝動買い・・、コ○ヒ○ウ恐るべしです!
初めての広角レンズ
このレンズはとにかくコンパクトです。今現在でも、富士フイルムの交換レンズのラインナップの中で、これ以前に入手したパンケーキレンズ、XF27mmの次に軽量なレンズだと記憶しています。そして広角、目の前の風景を広く撮れるレンズなのですが、それまで広角域も撮れるズームレンズも所有していたとはいえ、どちらかと言えば標準、望遠域を中心に撮っていたため、当時は明らかに広角撮影は苦手でした。そして当時、このレンズ一本のみ持ち出して撮った写真が、コレです!
まあ、今の眼で見ると、何のことはないごくごく「普通」の写真ですね。それでも、このレンズの若干柔らかい感じのする描写、そして軽さからくる取り回しの良さが非常に気に入ったので、今も変わらず愛用しています。そしてこの後、広角レンズの世界の深み(沼)へと、さらに深くハマっていくこととなるのです。続きは次回に・・。